概要
(所属大学における研究です)
ひらがな入力から、点字の3Dデータを自動生成するシステムです。
従来の点字作成には、数十万円する専用の大型機や、点字を熟知した専門知識が必要でした。
本システムでは、PCでひらがなを打ち込むだけで、JIS規格(日本産業規格)に準拠した点字モデルを生成できます。
短いネームタグから、複数行の解説文まで対応できます。入力テキストと改行に合わせてモデルを自動で組み立てるため、内容ごとに手作業で点字を配置する必要がありません。
家庭用3Dプリンタで出力できるため、専門業者や大型機材に頼らず、必要な場所で必要な点字を作成できます。
また、透明な薄いシートとして出力することで、既存の文字やデザインを隠さずに点字情報を後付けできます。
この手軽さと拡張性により、一言のラベルから長い説明文まで、低コストで点字化できる環境を目指しています。
開発進捗・技術ポイント
OpenSCADで自動生成 入力テキストと改行情報をもとに、JIS規格に準拠した点字モデルを生成します。
寸法を柔軟に調整 行間などの寸法は、スクリプト内の数値を変更するだけで調整できます。
触読検証を実施 全盲の方にプロトタイプを触読(指で読み取ること)していただき、入力した文字情報を正確に読み取れることを確認しました。
盲学校への導入を目標 名札や持ち物の識別タグを、学校現場で必要に応じて作成できる体制を目指しています。
研究助成金
篠原欣子記念財団研究助成金「ケアテック・イノベーション2025」プロトタイプ部門 分類3 大学生・一般の部
「3Dプリンタによる点字自動生成システムの開発」採択
リンク
- ケアテック・イノベーション: https://ysmf-caretech.jp/
- 読売新聞社, 『ケアの未来を拓く挑戦者が集結 「ケアテック・イノベーション・コンテスト2025」最終審査・表彰式を開催』: https://www.yomiuri.co.jp/adv/article/ysmf_202603/
